2026年8月15日

「夜になってもなかなか眠れない」「朝、起きようと思っても体が動かない」「仕事の日になると、布団から出るのがつらい」。
このような症状は、単なる寝不足や疲れだけではなく、仕事上のストレスやメンタルヘルスの不調が関係していることがあります。
仕事のストレスで眠れなくなるのはなぜ?
仕事で強いストレスや緊張が続くと、心身が常に「休めない状態」になり、夜になっても頭の中で仕事のことを考えてしまうことがあります。
「明日の仕事が不安」
「また失敗したらどうしよう」
「職場の人間関係がつらい」
こうした考えが頭から離れず、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりすることがあります。
反対に、十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、朝になっても強い疲労感が残り、起き上がることが難しくなる場合もあります。
「休日は起きられるのに、仕事の日は起きられない」は要注意
平日は朝起きることが非常につらいのに、休日になると比較的スムーズに起きられる。
このような場合、単純な睡眠不足だけではなく、仕事に対する強いストレスや不安が影響している可能性があります。
もちろん、休日に睡眠時間が長くなっているだけという場合もあります。
しかし、
・仕事の日になると強い不安を感じる
・日曜日の夜になると気分が落ち込む
・朝になると動悸や吐き気がする
・仕事に行こうとすると涙が出る
・遅刻や欠勤が増えてきた
・以前好きだったことにも興味がわかない
といった症状が重なっている場合は、心身からのSOSかもしれません。
眠れない・起きられないときに考えられるメンタル不調
仕事のストレスをきっかけとして、不眠症、適応障害、うつ病、不安障害などのメンタル不調が生じることがあります。
特に、睡眠の問題に加えて「気分が落ち込む」「何をしても楽しくない」「集中できない」「強い不安が続く」などの症状がある場合は、早めに専門医へ相談することをおすすめします。
「まだ仕事には行けているから大丈夫」とは限りません
メンタル不調は、ある日突然仕事に行けなくなるとは限りません。
最初は、
「寝つきが悪くなった」
↓
「朝起きるのがつらくなった」
↓
「仕事中に集中できなくなった」
↓
「遅刻や欠勤が増えた」
↓
「仕事に行くこと自体が難しくなった」
というように、少しずつ悪化していくことがあります。
そのため、仕事に行けているかどうかだけで判断せず、以前と比べて心身の状態が変化していないかを見ることが大切です。
つらいときは「休む」という選択肢も
仕事によるストレスで心身の不調が続いている場合、無理をして働き続けることが必ずしも良いとは限りません。
勤務時間を短くする、残業を減らす、業務量を調整する、在宅勤務を利用するなど、職場での環境調整が有効な場合もあります。
症状が強い場合には、医師と相談しながら一時的に休職することも選択肢の一つです。
大切なのは、限界まで我慢してから休むのではなく、「少しつらい」と感じた段階で相談することです。
まとめ
「眠れない」「朝起きられない」という症状は、誰にでも起こり得るものです。
しかし、仕事の日に特に症状が強くなる、仕事への不安が続いている、気分の落ち込みや意欲低下などを伴っている場合には、仕事のストレスが心身に影響している可能性があります。
「これくらいで病院に行っていいのかな」と迷う必要はありません。
睡眠や体調の変化が続いている場合は、早めに医療機関へ相談してみましょう。
TOMOぬくもりメンタルクリニックでは、仕事によるストレス、不眠、不安、うつ症状、休職・復職に関するご相談も承っています。
執筆・監修
TOMOぬくもりメンタルクリニック
院長 藤田 朋大(医師/精神科・心療内科/産業医)
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蒲田心療内科・精神科|TOMOぬくもりメンタルクリニック
〒144-0052 東京都大田区蒲田5-9-10 大月ビル4F
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