2026年7月12日

「最近、仕事に集中できない」「朝起きるのがつらい」「何をするにもやる気が出ない」。
このような不調を、「暑さで疲れているだけ」「夏バテだから仕方ない」と思っていませんか?
夏は気温や湿度の高さ、冷房による寒暖差、寝苦しさなどの影響で体力を消耗しやすい季節です。そのため、誰でも一時的に疲れやだるさを感じることがあります。
しかし、その状態が長く続いたり、気分の落ち込みを伴ったりする場合は、単なる夏バテではなく、心の不調が隠れている可能性があります。
夏に心の不調が起こりやすい理由
夏は自律神経が乱れやすい季節です。
屋外の暑さと冷房の効いた室内との温度差を何度も行き来することで、自律神経に負担がかかります。また、暑さによる睡眠不足や食欲低下、水分不足なども重なり、心身ともに疲れやすくなります。
特に働く世代では、暑さの中での通勤や仕事による疲労が積み重なり、ストレスが抜けにくくなることも少なくありません。
夏バテと心の不調の違い
夏バテでは、
・食欲がない
・体がだるい
・疲れやすい
といった身体症状が中心で、休養や生活リズムを整えることで徐々に改善することが多いです。
一方で、心の不調では身体の疲れだけでなく、
・何をしても楽しめない
・仕事への意欲がわかない
・集中できない
・朝になると会社へ行くのがつらい
・理由もなく不安になる
・眠れない、または寝ても疲れが取れない
といった症状が続くことがあります。
これらの症状が2週間以上続く場合は、うつ病や適応障害、不眠症などが関係している可能性もあります。
「まだ大丈夫」と我慢しないことが大切です
心の不調は、無理を続けることで症状が悪化してしまうことがあります。
「もう少し頑張れば治る」「忙しい時期だから仕方ない」と我慢しているうちに、朝起きられなくなったり、仕事や日常生活に大きな影響が出たりするケースもあります。
早めに相談することで、生活習慣の見直しやお薬による治療、カウンセリングなど、自分に合った方法で改善を目指すことができます。
気になる症状が続く場合はご相談ください
夏の不調がすべて心の病気というわけではありません。
しかし、「いつもと違う」「疲れがなかなか抜けない」「気持ちの落ち込みが続いている」と感じたら、一人で抱え込まず、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。
心療内科では、不眠や自律神経の乱れ、適応障害、うつ病など幅広いお悩みに対応しています。
「夏バテだと思っていたら心の不調だった」という方も少なくありません。
暑さのせいと決めつけず、ご自身の心と体のサインに耳を傾け、この夏を無理なく過ごしましょう。
執筆・監修
TOMOぬくもりメンタルクリニック
院長 藤田 朋大(医師/精神科・心療内科/産業医)
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蒲田心療内科・精神科|TOMOぬくもりメンタルクリニック
〒144-0052 東京都大田区蒲田5-9-10 大月ビル4F
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