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朝だけ会社に行けない…それ、うつ病の初期症状かもしれません

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2026年5月27日

朝だけ会社に行けない…それ、うつ病の初期症状かもしれません

「仕事に行かなければいけないのに、朝になると体が動かない」
「会社に向かおうとすると涙が出る」
「休日は少し楽なのに、平日の朝だけつらい」

このような状態が続いている場合、単なる疲れや気分の問題ではなく、うつ病の初期症状の可能性があります。
働く世代では、仕事の責任や人間関係、長時間労働などのストレスを抱えながら、無理を続けてしまう方が少なくありません。特に真面目で責任感の強い方ほど、「甘えてはいけない」「頑張らなければ」と我慢し続けてしまう傾向があります。
しかし、心の不調は“気合い”だけでは改善できません。早めに気づき、適切に休息や治療を受けることが大切です。

「朝だけつらい」はうつ病でよくみられる症状

うつ病では、朝に症状が強く出ることがあります。これを「日内変動」と呼びます。
特に以下のような症状がみられる場合は注意が必要です。

・朝起きられない
・出勤前になると動悸や吐き気が出る
・会社へ向かう途中で涙が出る
・身支度ができない
・仕事のことを考えるだけで強い不安が出る
・遅刻や欠勤が増えた
・集中力が続かずミスが増えた
・眠れない、または早朝に目が覚める
・食欲が落ちている

「夜になると少し元気になる」「休日は比較的動ける」というケースもあります。そのため、「まだ働けるから大丈夫」と無理をしてしまう方も多いですが、症状を放置すると悪化し、出勤自体が困難になることもあります。

働く世代のうつ病は“限界まで我慢”しやすい


働く世代では、周囲に迷惑をかけたくないという思いから、不調を隠しながら仕事を続けてしまうことがあります。

「忙しい時期だから休めない」
「自分が抜けると職場に迷惑がかかる」
「この程度で受診するのは大げさかもしれない」

このように考え、心身の限界まで頑張ってしまう方は少なくありません。
しかし、うつ病は早めに対応することで回復しやすくなる病気です。我慢を続けて症状が重くなると、回復までに時間がかかる場合もあります。

「最近、自分らしく過ごせていない」
「以前のように頑張れない」

そう感じた時は、心が疲れているサインかもしれません。

心療内科ではどんな相談ができる?

心療内科や精神科では、うつ病の診断や治療だけでなく、働く方のお悩みに幅広く対応しています。

今の状態がうつ病なのか相談したい
休職した方がよいか知りたい
薬を使うべきか相談したい
職場にどう伝えればよいかわからない
復職について相談したい

といった内容も相談可能です。

治療は、十分な休養を基本に、必要に応じてお薬やカウンセリング、生活リズムの調整などを行います。症状やご希望に合わせて治療方針を一緒に考えていきます。

「まだ大丈夫」と無理を続ける前に

うつ病は、誰にでも起こりうる病気です。特別な人だけがなるものではありません。
特に、朝のつらさや出勤への強い不安が続いている場合は、心が限界に近づいている可能性があります。
「休むほどではない」と感じていても、早めに相談することで、症状の悪化を防げることがあります。

最近、朝がつらい。
会社へ行こうとすると体が動かない。
以前のように頑張れない。

そんな状態が続いている方は、一人で抱え込まずご相談ください。

執筆・監修

藤田 朋大(医師/精神科・心療内科/産業医)
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