「最近、疲れやすい」は男性更年期?40代・50代に増える症状と治療|蒲田心療内科・精神科|TOMOぬくもりメンタルクリニック

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「最近、疲れやすい」は男性更年期?40代・50代に増える症状と治療

「最近、疲れやすい」は男性更年期?40代・50代に増える症状と治療|蒲田心療内科・精神科|TOMOぬくもりメンタルクリニック

2026年9月05日

「最近、疲れやすい」は男性更年期?40代・50代に増える症状と治療

「以前より疲れやすくなった」「仕事への意欲がわかない」「イライラすることが増えた」「よく眠れない」――。

40代、50代になって、このような変化を感じていませんか?

こうした症状の背景には、仕事や家庭でのストレスだけでなく、男性ホルモン(テストステロン)の低下による「男性更年期」が関係していることがあります。

今回は、男性更年期の主な症状や原因、治療について解説します。

男性更年期とは?

男性更年期は、加齢などに伴って男性ホルモンであるテストステロンが低下することで、心身にさまざまな症状が現れる状態です。

医学的には「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)」と呼ばれることがあります。

女性の更年期とは異なり、男性の場合はホルモンが急激に低下するとは限らず、年齢や生活習慣、ストレスなどさまざまな要因が関係します。

そのため、「年齢のせい」「仕事が忙しいから」と考えてしまい、症状をそのままにしている方も少なくありません。

男性更年期の主な症状

男性更年期では、身体面だけでなく、精神面や性機能にも症状が現れることがあります。

精神・心理面の症状

・気分が落ち込む
・やる気が出ない
・イライラしやすくなった
・不安を感じやすい
・集中力や記憶力が低下した
・仕事への意欲が低下した
・以前楽しめていたことを楽しめなくなった

身体面の症状

・疲れやすい
・筋力が低下した
・体力が落ちた
・ほてりや発汗がある
・頭痛やめまいがある
・睡眠の質が低下した
・体重が増えた

性機能に関する症状

・性欲が低下した
・朝立ちが減った
・勃起機能が低下した

特に、「疲労感」「意欲低下」「不眠」「気分の落ち込み」などは、うつ病や適応障害などの精神疾患でもみられる症状です。

そのため、症状だけで男性更年期と判断することはできません。

40代・50代は要注意?

男性ホルモンは加齢とともに徐々に低下する傾向があります。

ただし、男性更年期は「40代になったら必ず起こる」というものではありません。

仕事上のストレス、睡眠不足、運動不足、肥満、過度の飲酒など、生活習慣や心理的なストレスが症状に影響することもあります。

そのため、40代・50代で「以前と比べて明らかに調子が悪い」と感じる場合には、一度原因を確認してみることが大切です。

男性更年期はどうやって診断する?

男性更年期では、まず現在の症状について詳しく確認します。

そのうえで、必要に応じて血液検査を行い、テストステロン値などを確認します。

ただし、テストステロンの値だけで診断するのではなく、

「どのような症状があるのか」+「ホルモンの状態」

を総合的に判断することが重要です。

また、うつ病や睡眠障害、甲状腺疾患など、似た症状を起こす病気が隠れていないかを確認することもあります。

男性更年期の治療

治療は症状やホルモンの状態、背景にある原因などによって異なります。

まずは、

・十分な睡眠をとる
・適度な運動を行う
・バランスのよい食事を心がける
・飲酒量を見直す
・ストレスをため込まない

といった生活習慣の改善が基本となります。

必要に応じて、専門医による男性ホルモン補充療法(テストステロン補充療法)が検討されることもあります。

ただし、テストステロン補充療法はすべての方に適しているわけではなく、治療前には適応や禁忌、前立腺疾患などについて確認する必要があります。

また、抑うつや不安、不眠などの精神症状が強い場合には、精神科・心療内科での治療が必要となることもあります。

「年齢のせい」と決めつけないことが大切

40代、50代になると、仕事や家庭環境の変化に加えて、体力の低下なども感じやすくなります。

そのため、

「最近疲れるのは年齢のせい」
「仕事が忙しいだけ」
「気合いが足りない」

と考えてしまうことがあります。

しかし、疲れやすさ、意欲低下、不眠、気分の落ち込みなどが長く続いている場合には、男性更年期を含めて一度原因を確認することをおすすめします。

男性更年期は、身体の問題だけではなく、仕事や生活の質にも大きく影響することがあります。

気になる症状がある場合には、無理に我慢せず、医療機関へご相談ください。

まとめ

男性更年期では、テストステロンの低下などに関連して、

・疲れやすい
・やる気が出ない
・イライラする
・不眠
・気分が落ち込む
・集中力が低下する
・性欲が低下する

など、さまざまな症状がみられることがあります。

一方で、これらはうつ病や睡眠障害など、ほかの病気でもみられる症状です。

「最近なんとなく調子が悪い」という段階でも、一人で抱え込まず、まずはご相談ください。

執筆・監修

TOMOぬくもりメンタルクリニック
院長 藤田 朋大(医師/精神科・心療内科/産業医)
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